第5クールの投薬が終了しました。
第4クールの終わりから今日までにかけていくつか変化がありまして。いいコトだけを強気で書きまくって自分を洗脳してやろうかと迷いましたが、やっぱり正直に書いておくことにします。
がん細胞の耐性
投薬を始めた当初、「5〜6ヶ月で抗がん剤が効かなくなる」という説明を受けたんですが、これがキッチリ第4クールの終わりにやってきました。がん細胞も生き物。徐々に薬に対する耐性ができてくるんだそうです。
人体のメカニズムはホントに有能だなぁと感心しつつ、これからのことをまた決断しなくちゃいけない時期が来たということですね。
こちら、第5クール開始前に受けたCTの検査結果。
「原発巣」とは、がん転移の元になっているそそもそもの患部という意味の言葉です。ボクの場合は大腸がん(直腸がん)の腫瘍。いかにも悪の巣窟みたいなイヤな言葉ですね。第4クールまでおとなしくしていたその「原発巣」がふたたび活動を再開しているんじゃないかという所見。残念ながら、CFTとUZELの抗がん剤だけでは腫瘍は小さくできなかったようです。
この検査結果を裏づけるように、このころからしばらくおさまっていた大腸からのウミと出血が再発。痛みこそありませんが、腫瘍がジンジンするような感覚もごくたまに復活するようになりました。
元気に生活しているとはいえ、いまだステージⅣの診断は変わらず、手術による患部摘出と放射線治療ができないという状況には変化なし。今後の選択肢としては、さらに強い抗がん剤に変更するか否か。がん細胞との根くらべはまだまだ続きます。ちなみに腫瘍マーカーの数値は、CEAが3.3、CA19-9が9.3と、若干戻ってきてるものの依然正常値の範囲内。
そんな第5クールのおわりにみなさんのおかげで無事48歳の誕生日をむかえることができました。「4」と「8」のキャンドルは84歳の誕生日が来るまでだいじに置いておこうとおもいます。
DATA:腫瘍マーカー値
種別 | CEA | CA19-9 |
---|---|---|
基準値 | 5.0H以下 | 37.0H以下 |
2017/08/09 | 12.4H | 168.8H |
2017/09/27 | 11.6H | 158.1H |
2017/10/04 | 10.2H | 147.4H |
2017/10/18 | 10.1H | 129.1H |
2017/11/08 | 5.3H | 36.6 |
2017/12/09 | 3.0 | 9.3 |
2018/1/10 | 3.1 | 7.1 |
2018/2/21 | 3.3 | 9.3 |
コメントを残す