服用タイプの抗がん剤を開始して14日目。
経過チェックのため病院へ行ってきました。
UFT+UZEL
今回ボクが選んだ抗がん剤は「UFT(ユーエフティ)」と「UZEL(ユーゼル)」という薬の組み合わせ。セットで服用するものだそうです。服用サイクルは8時間おきに1日3回。これを28日間飲み続け、7日間休み、また28日間飲むという感じ。
量は身長と体重を基に決めるので個人差があるとのことですが、ボクの場合は1日5錠を、朝7時と昼15時に2錠、夜23時に1錠という振り分けで飲んでいます。副作用として肝臓にダメージが出やすいということで、ウルソデオキシコール酸、タウリン散も合わせて飲むよう処方されました。
今回、ボクがUFTとUZELの組み合わせを選んだ理由は、副作用が最も軽いと言われているから。でも、副作用が軽いとは言ってもやっぱりそこは劇薬。想定される副作用にはこんなものがあります。
UFT+UZELの副作用
- 骨髄抑制(血球減少)による発熱、ひどい疲労感、のどの痛み、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向、息切れ、動悸。
- 肝臓の機能低下によるだるさ、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色に。
- 腸炎による激しい腹痛、下痢、下血(血液便、黒いタール状の便)。
- 白質脳症による頭痛、もの忘れ、ボーっとする、歩行時のふらつき、手足のしびれ・まひ、うまく話せない、動作がにぶる、けいれん、二重に見える、見えにくい。
- 狭心症、心筋梗塞、不整脈などからくる胸の痛み、息切れ、動悸、めまい、失神。
- 腎臓の機能低下による尿の減少、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。
- 間質性肺炎によるから咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱。
- 膵炎による吐き気、吐く、上腹部~背中の激しい痛み。
- 重い口内炎、消化管潰瘍・出血..ひどい口内炎、胃痛、下血(黒いタール状の血液便)、吐血(コーヒー色のものを吐く)。
- 重い皮膚・粘膜障害、発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
- 食欲不振、吐き気、嘔吐。
- 口内炎、味覚異常。
- 発疹、かゆみ、色素沈着、脱毛。
出る可能性は低いとは言え、列記するとこんなに。
事前に「一応こんな副作用が想定されるので読んでおいて下さい」とか言われるわけです。滅入りますよねそりゃ。どれをとっても今のガンの自覚症状よりしんどそうなものばかり。
高熱、咳、カラダのだるさ
今回の通院は、こんな副作用が出ていないかのチェックだったわけですが、ボクの場合、飲みはじめて3日目に38度越えの高熱と激しい咳が出ました。でもこれは主治医いわく「きっとタイミング悪く風邪を引いたんですね」との診断。副作用にしては早すぎるとか。なるほど。「骨髄抑制のために服用期間は抵抗力が極端に低くなるので風邪などのウイルスには細心の注意を払って下さい」とのこと。めったに風邪を引かないボクも、この高熱と咳は3日間治りませんでした。
それ以外には、今のところ激しい倦怠感とだるさを毎日感じています。
倦怠感やダルさを伝えるのはなかなか難しいですが、例えるなら、仕事で一睡もせず完徹した翌日を毎日過ごしている感じと言ったらわかってもらえるでしょうか。主治医いわく、これはいちばん出やすい副作用なんだそうです。
でもまぁこの程度で良かったなというのが正直な印象です。
この後なにが出てくるかわからないので油断はできませんが。
そして、血液検査の腫瘍マーカー値の結果はこんな感じでした。下がってるでしょ。
主治医は「誤差の範囲ですけどね」といつも通りつれないコメントでボクのココロをバッサリと折ってくれましたが、負けずに下げ続けてやりますよ。ええ。
DATA:腫瘍マーカー値
種別 | CEA | CA19-9 |
---|---|---|
基準値 | 5.0H以下 | 37.0H以下 |
2017/08/09 | 12.4H | 168.8H |
2017/09/27 | 11.6H | 158.1H |
2017/10/04 | 10.2H | 147.4H |
2017/10/18 | 10.1H | 129.1H |
そして、代替療法にも新しいアイテムが加わりました。
仲間のすすめで始めてみたコレについてはまた後日書きますね。
それでは。
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