セカンドオピニオンでも、やっぱり手術、放射線治療はあきらめて抗がん剤治療をという治療方針は変わらなかったので、周りのすすめもあって代替療法のクリニックを受診してみることにしました。

代替療法とは、現在の西洋医学を中心とした化学療法以外の治療方法(漢方、アーユルヴェーダ、鍼灸、指圧、食事療法 etc…)の総称です。

紹介してもらって訪れた高輪のクリニックは、食事療法や心のケア、手かざしによるエネルギー療法で自然治癒力を高めることをコンセプトにしている治療院。正直に言うとちょっとスピリチュアルなところに抵抗はあったものの、実際聞いてみるとドクターの話はとても面白いものでした。

 

  • カラダを冷やさないよう気をつける
  • 極端な食事療法は避け、バランスよく摂ることを意識する
  • 座っている時間を少なくする
  • 病気のことを忘れる時間を持つ
  • 軽い運動をする

 
話の内容を要約するとざっとこんな感じです。
当日は診察というよりは相談という感じだったので具体的な治療法についての話はありませんでしたが、カンタンに病状を説明した時に、ドクターが「抗がん剤はやったほうがいいね」と。ちょっと意外でしたが、「食事療法や生活改善による治療は効果が出るまで時間がかかるから、あなたの場合は抗がん剤で時間稼ぎしながらやらないと間に合わないね」とのこと。なるほど。

他にこんな話もありました。
免疫力が低下してがんを発症するに至るまで少なくとも2年以上はかかっているはずだから、体質を悪化させたその2年間の生活習慣をふり返ってみると原因が見えてくるはずだと。なるほど面白い考え方。理にかなっているような気がします。

帰って書き出してみたら、確かにこの2〜3年で生活サイクルや仕事の環境が少しストレス多めな方向にズレていました。ドクター曰く、まったく新しい生活習慣に変更する生活改善は難しいが、まずは自分が健康だった頃の生活環境に戻すことから始めるとカンタンとのこと。なるほど。ハラオチしました。

あと、繰り返し「ストレスが一番の大敵」と話していたのが印象的でした。
こちらのクリニックでの治療を並行して行うかどうかはまだ未定ですが、ドクターのお話は大いに参考にさせていただこうと思います。