夜も深めになって、久しぶりに患部の鈍痛と出血がヘビーに。腸洗浄以来しばらくここまでの痛みはご無沙汰だったのですっかり油断してた。やっぱり排泄物が溜まって患部の腫瘍を圧迫して出血してるのかな。ちなみに、大腸がん(直腸がん)の自覚症状としては今のところこんな感じです。

  • 血便、血の混じった膿の排泄(日に10〜20回)
  • 患部に感じる鈍痛(ジンジン、ズキズキという感じ)
  • 出血が多いことからくる貧血
  • 疲労感、無気力(たまに)

4つ目はもしかしたら病気は関係ないのかもしれないけど。
背もたれがない仕事机のチェアーにまっすぐ座っていられないのは、弱った腹筋&背筋のせいか、貧血のせいか。いずれにしても持久力が行方不明な今、当面は瞬発力でこなす系のデザイン仕事ばかりなのでありがたい。

青森の仲間から9月の仕事のスケジュールの件で電話あり。検査等々の予定もあって微妙な日程だったので、ガンのことを話す。そしたら彼の実家で扱っているという何やらガンに効くという健康食品的なものを送ってくれるとのこと。ありがたいね。
仕事減らしましょうか?と気遣ってくれる仲間に、むしろ飲み歩けず仕事しかすることがないからスケジュール埋めてくれとお願いしておいた。

全部の検査が終わって、明後日はいよいよH病院のY先生とガンの治療方針を相談する。楽しみ。

参考までに、ここまでにかかった検査費用をメモしておきます。
あくまで大腸がん患者が国保(自己負担30%)で精密検査した内訳です。

 

検査費用

胃カメラ(一式) 3,460円
腹部MRI(一式) 9,910円
大腸内視鏡(一式) 10,950円
体幹部CT撮影(一式) 7,490円
悪性腫瘍遺伝子検査(K-ras遺伝子検査) 6,300円
免疫染色病理組織標本作製(EGFRタンパク) 2,070円
排気量、呼吸抵抗測定 1,440円
肛門鏡検査、血液検査、心電図、レントゲン 8,740円

 
これ以外に病院の初診料や、外来を受診すれば診察料など。
がんの治療はまだ受けていないので、薬に関しては便をやわらかくして出やすくするための酸化マグネシウム錠(490円/週)を出してもらっています。

 
2017年8月29日。
冒頭の写真は、再開発の工事でめまぐるしく姿を変えていく渋谷を並木橋あたりから見た風景です。

定期的に仕事をもらっているこの近くの会社さんを訪問し、がんのことをカミングアウトしようかどうしようか、そんなことを考えながらパシャリ。カミングアウトについて感じた難しさについては、また後日。